関節・リウマチ治療
関節リウマチは、おもに関節が炎症を起こし、それが続くことにより関節の変形をきたす病気です。原因は、まだ分かっていませんが、遺伝による体質にウイルスなどの刺激が加わって、免疫に異常が生じて起こる自己免疫疾患のひとつと考えられています。シェーグレン症候群などの自己免疫疾患などの合併症をあわせ持つことも多く、そのことも考え合わせて治療する必要があります。近年、生物学的製剤という効果の高い薬が使えるようになり、治療が大きく進歩しました。
当院での治療法
当院ではレミケード、エンブレル、ヒュミラ等のTNF-α阻害剤による治療を行なっています。
これらの薬は生物学的製剤といい、最新のバイオテクノロジー技術により開発された新しい薬です。
抗リウマチ薬に抵抗性の患者にも有効のことが多く、最近では発症早期から使用し関節破壊が抑えられることもわかってきています。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、目の乾燥や口の乾きなどを特徴とする自己免疫性の膠原病のひとつです。
原因はまだ解明されておりません。目に何かが入っているような異物感、眩しくて目を開けていられないような「羞明」状態に眼痛を伴うものや、口の中が乾燥して仕方がない「ドライマウス」症状が現れます。